YUKAの自叙伝~スピリチュアルジャーニー③~

<陰ヨガとヨガスートラ>

最初のヨガ教室開催は、週5で仕事をしながら休みの日に週1回だけ夜に行っていました。
自分に収入もあったし、場所代は1回2000円だったので人が集まらなくても自費でやればいいや。
そんな気持ちでいたのですが、約30名の生徒さんが来てくださることになり、私は人生で初めて自分の創ったものに生徒さんから直接お金を頂くという経験があまりに有難すぎて、頂いた500円を使えずにいました。
数か月した頃、生徒さんの1人が「夜じゃなく朝もやって欲しい」
そんな要望をくださるようになり、私も楽しくて仕方なかったため、もっとヨガの勉強もしたいという想いもあり仕事を辞める決意をしました。
そして皆さんからいただいた500円が6万円ほどになっていたため、それを使って新聞広告に折り込みチラシを入れることにしました。
朝のクラスもやって欲しいと仰ってくださった方がパソコン教室の先生で、ありがたいことに折り込みチラシのデザインを無料でしてくださり、新聞屋さんも紹介してくださいました。
火曜日と金曜日の朝晩、週4回のヨガクラスがスタートしました。
チラシを入れてから体験に来てくださった方は約100人。
週4回のクラスの生徒さんの合計は一番多かった時期で80人ほどにもなりました。

ヨガ教室をしながら、ヨガのワークショップに参加してみたり、独学でヨガを勉強していました。
そこで出会ったのが「陰ヨガ」でした。

 

私はパワーヨガ(いわゆる陽ヨガ)を指導していましたが、生徒さんが増えるにつれ私自身の身体の調子が悪くなってもいきました。
そこで陰ヨガというものに興味を持ち、アメリカから来日していたScot Hendrics氏のワークショップに参加しました。
「陰ヨガ=静的なヨガ」
パワーヨガのようにダイナミックな動きでエクササイズ要素の強い動的なヨガと正反対の、1つの座位のポーズを5分キープしながらひたすらに脱力し深部の筋肉をストレッチしていくというもの。
瞑想的なヨガとも言われていました。
このヨガを行った時、私は自分の身体がパワーヨガでボロボロになっていることを知り、自分の身体がこんなにも痛んでいたんだということに涙が出てきました。
ポーズを取りながら、自分の身体に「ごめんね」って言っていたのを覚えています。
ここで私は、陰と陽のバランスの大切さを知り、自分のヨガクラスでも陰ヨガを取り入れるようになりました。

また、Scotは身体を動かすヨガだけではなく、ヨガスートラ(心の科学と言われるヨガの手引き)の一部を講義してくれました。

ヨガスートラの最初のヨガの説明。
「ヨーガとは心の作用の死滅である」
ヨーガとは、ポーズをとることではなく「心の作用が滅している状態」のことを表すのだということをここで知り、私はヨガスートラに魅了されていきました。

Scotは、ヨガスートラの冒頭の部分と、そこに書かれている心の働きについてとても分かりやすく解説してくれました。
私が求めていたのはこれだ!
私はScotが大好きになり、ワークショップ後の質疑応答で質問しまくりました。
そこに参加していた人はほとんどがヨガのインストラクターさんだったようですが、誰もなにも質問しない。
せっかくScotが「質問ない?」って聞いてくれているのに…
(いつだってそう。昔から日本人は自分から発言をしない。中学生のことからずっと疑問に思っていたこと…)
私は遠慮がちになりながらも、ここぞとばかりに自分がヨガ教室をして指導をしていて疑問に思っていたことをここぞとばかりに質問しました。
その翌日もScotの陽ヨガのワークショップがあり参加を予定していましたが、私は体調が悪くなり参加を断念しました。

Scotにお礼も言えず残念に思っていた矢先、1通のメールが。
Scotが主催者さんに私の連絡先を聞いてメールをくれたんです。
「まだ帰国までしばらく京都に滞在しているから遊びにおいで」
私は断る理由もなく、Scotに会いに行きました。

私は英語はそんなにできません。
でも昔のカナダに滞在していた経験のおかげでなんとなくフィーリングで会話ができていました。
彼は自分の泊っている小さな部屋で、陰ヨガを教えてくれたり、私の大嫌いなヘッドスタンディングを無理やり教えてきたり(笑)
私はScotと2人で最高の時間を過ごしました。

 

ちょうどその頃、私は一つの疑問を抱えていました。
それは、ヨガが少しづつビジネスとして日本に広まりつつあり、もともとなかった全米ヨガアライアンスというヨガの資格が出回り始めていたのです。
何百万という金額を出し、海外でヨガを学ぶ。
それによって取得したライセンスは海外でも通用するというもの。

私がヨガに出会った時にはなかったものが現れはじめた。
私はただ純粋にヨガが好きで、ヨガはみんなのもので、私にはそんな資格を取るお金もない。
私は自分のその想いをScotに伝え、どうするべきなのかと尋ねました。

するとScotがこう言いました。
「資格を取ったからと言ってそこはゴールじゃない。資格を取ったって、その後も練習を継続しなければ何の意味もない。ゆかはそのまま練習し続けなさい。Keep Practice.」

私はスコットのその言葉で、資格を取ることも迷うこともやめました。
そして、私は私の道を歩こう。そう決意したのです。

このときまだ私はスピリチュアルというものに出会っていません。
スピリチュアルという言葉すら知りませんでした。
ただ…今の私のスピリチュアルの基本というか今の私の生き様のベースとなっているのは、スコットとの出会いによってもたらされた1冊のヨガスートラという書物と、スコットのくれた「Keep Practice」にあります。

 

∞LOVE∞
YUKA