子宮頸がん治療のための「子宮全摘出手術」

 

こちらの記事で、子宮頸がん発覚の経緯を書かせていただきました。

子宮頸がん発覚の経緯
2018年8月末、性交渉の後にほんの少しの不正出血があり婦人科を訪れました。 私は過去(2013年頃)にも性交渉後の不正出血を経験しています。 その際は、子宮にポリープができていました。 ポリープはその場で簡単に取...

 

「子宮頸がん」は、癌の中でも早期であれば切除することで治癒が可能とされるもの。
私は「子宮頸がん」だとわかった時点で「手術」することを自身で決意していました。

癌の中にも、切らずに治ったというお話はあります。
私自身、知り合いにお父様の末期癌が消えた方や、古い友人の奥様は過去にレベル4の癌を食事療法で治癒したといった人が実際にいます。
ただ、癌ができている部位や、癌の種類によって切らずに治せるもの、切ることが適切であるものと様々です。
色々な情報を自分なりに調査したうえで「手術」が適切であると直感的に感じていました。

私は医師から治療方針を決める段階で標準治療(手術・抗がん剤・放射線治療)の説明を受け、最終的に自分自身の判断で「手術」することを決めました。

 

私が受けた手術は「子宮全摘出および卵管・リンパ節摘出手術」
長年生理痛の苦しみを経験していたことと、間もなく40歳の誕生日を控え結婚にも興味がなく、若いころから子供を産み育てるつもりがなかったことから、子宮を摘出することに抵抗は全くありませんでした。
手術で完治するのであれば、その方が私にとっては最優先事項です。
母娘の2人家族で、大黒柱である私が病に臥せってしまうわけにはいきません。
子宮よりもの方が大切です。
それに、この先バリバリ仕事をしていたい私にとって「生理や生理痛がなくなるのであればラクになれる」と、どちらかというとメリットを感じていました。
(これがまだ子供を産みたいと思っていらっしゃる方や、子供を生む可能性のある年齢の方であれば、子宮摘出という決断をすることがどれだけ辛く苦しいことであるかも、やはり女性としてほんの少しながらその気持ちも体験いたしました。)

 

11月8日入院
11月13日手術

 

手術よりも数日早く入院することになったのは、病院側の配慮で手術の際に必要な輸血用の血液を自分の身体から採血するためでした。
(自分の血液を使うことで感染のリスクを失くすことができます。全く無知な私は、「そんなことができるんですか!」と感動しました。)

正直なところ、なんの自覚症状もなかった私は手術が決まっても入院しても、まだまだ他人事のようで、手術をしたら「サクッと帰れる」そんな軽い気持ちで過ごしていました。

 

人生で初めての入院と手術。
何も知らなかったから、ある意味そんなに重たい気持ちにはならなかったのかもしれません。

 

私は本当に恵まれていて、T医師が紹介状を書いてくださり入院した大学附属病院は「産婦人科」と「婦人科」の病棟が分かれていおり、そういった病院は全国でも数少ないとのこと。
「婦人腫瘍科」という病棟で、医師や看護師も完全にその分野に特化してらっしゃいました。

「子宮全摘出手術」というのは婦人科の中で最も大きな手術。
本来であれば5~6時間はかかるそうなのですが、ここでも医師に恵まれ、3時間で手術を終えていただけました。
(全身麻酔をかけ、手術をして麻酔から覚めるまで約4時間でした。おかげで身体への負担も少なく済んだと思います。)

 

手術当日の夜が一番辛かった。
貧血が酷かったようで寝ていてもフラフラしていたのと、尿のカテーテルが気持ち悪かった。
それでも本当に辛かったのは一晩だけで、翌日にはだいぶ楽になっていました。

驚いたのは、手術の翌日から歩けるなら歩いたほうがいいとのこと。
「歩けるんですか!?」
手術自体初めてだった私は、「そんなことできるんですか!?」とびっくり。
ただ私の場合は貧血のせいでフラフラして、ちゃんと自分でなんとか歩けるようになったのは2日後から。
それでも、2日後から歩けることに人間の身体ってスゴイと思いました。

 

さらに手術の際にほとんど使用しなかった輸血用の自己血をなんと身体に返してもらえたのです。
そのおかげで術後の貧血もかなり治まりました。
ここでも「そんなことできるんですか!」とまたまた感動。

 

手術後、5日目にして抜鉤。
(抜鉤なんて初めてで、痛くないのだろうか…とめちゃくちゃ怖がっていましたが、全く痛くありませんでした。)
すでに傷口はふさがっており「シャワーの時に手で優しく傷口周りを洗ってあげてくださいね~」と言われ、たった5日で「そんなんしていいんですか!」と身体の治癒力に驚きと感動!

 

なんだかすごい経験をさせていただいている気がして、病気であるにもかかわらず、とにかく毎日感謝と感動の連続でした。

 

そんな能天気な感じでいた私ですが…
手術後の病理検査の結果が、「手術したらサクッと帰れる!」と思っていた私の予想をひっくり返してしまいました。

そこでようやく他人事だった「癌」という病気に対して、また自分自身の「命」というものに対して本気の本気で向き合うことになりました。

私の場合、まだ卵巣は残っています。なのでホルモンバランスなどへの影響はなく、子宮を摘出したことによる体調面での問題は特にありません。

ただ入院中に知り合った患者様には卵巣がんの方が多く、卵巣の病気は本当に自覚症状もなく何かあった時にはもう遅いから、「子宮がなくなったからと安心して油断せずに、ちゃんと今後も定期的に婦人科での内診を受けなきゃいけないよ」と教えていただきました。

そんなお話を聞かせていただけたことも、すごくありがたいことです。
全ての経験に感謝します。

 

∞LOVE∞
YUKA